言葉の意味
読書の秋。皆さんはどんな本を読まれますか?
私が今月買った本はこちらです。

本は出会いなので、本屋さんに行って、読みたいなと思ったらなるべく躊躇せずに買うようにしています。
読みたいと思った心の旬を逃さないように。
ただここ数年は、「何か一つでも仕事のヒントになる事はないかな」とほとんど縋る気持ちで選びがちなのが困りものです(笑)
ですが、やっぱりそれだけでは楽しくないので、箸休め的に買った「悪魔の辞典」。
これが予想以上にクレバーで冴えたユーモアに溢れていて、題名からは想像できない面白さでした。
既存の言葉に悪魔的目線(?)で意味を与え直している辞典なのですが、例えば、
『一年:三百六十五回の失望から成る一期間。』
『いとしい人:まだ未発達の段階にある、うんざりするほど退屈な異性。』
『過労:身分の高い役人が、魚釣りに行きたいと思う時にかかり易い危険な病気。』
どうですか?面白くないですか?私はとても好きです。
言葉はそもそも意味を成しているはずですが、その意味は受け取る人によって解釈がさまざまであったりします。
言葉の真意がなかなか伝わらない、なぜ伝わらないのだろうと思い悩む事が私にはよくありますが(そしてその時おそらく私自身も相手の言葉の真意を理解できていない)、この解釈のずれが一つの要因なのかもしれないですね。
「私はこういう意味で言っているのですよ」と相手にこの辞典のように意味をさっと差し出せたら社員間の連携ももっとスムーズになるのかもしれない。
とか考えたりで、結局何を読んでも仕事への思考に繋げてしまう病です(笑)